【 選択問題 】関係法令について ③

次の問題のうち、妥当なものはどれか答えなさい。

第1問

  1. 「基本的人権」とは、人間が生まれながらに持っている権利であり、人間として生きていくうえで限定的な例外を除いて認められる権利のことである。
  2. 「基本的人権」とは、人間が生まれながらに持っている権利であり、人間として生きていくうえで当然認められるべき権利のことである。
  3. 「基本的人権」は、公共の福祉による制約等の制限も適用されず、絶対無制限である。
  4. 「基本的人権」にも、「公共の福祉に反しない限り」という制約があり、この制約の程度はそれぞれの自由及び権利の性格によっては変わらず、常に一定のものである。
  5. 「基本的人権」とは、法律の下で認められるものであり、国家が与えることにより成り立つものである。
解答

②が正解です。
「基本的人権」とは、抽象的には人間が生まれながらにして持っていると考えられる権利です。
人間が人間として生きていくうえで、当然認められるべき基本的権利です。

第2問

  1. 基本的人権は、「公共の福祉に反しない限り」という制約があるとは明らかになっておらず、制限は存在しない。
  2. 基本的人権は、憲法第11条により保障を限定的に宣言するとともに、「永久不可侵性」「固有普遍性」という性格を明らかにしている。
  3. 「永久不可侵性」とは、基本的人権は、現在の国民のみが享有するものであり、将来永久に侵されることがないという意味である。
  4. 「固有普遍性」とは、基本的人権は、人間として当然の国家が与える権利であり、普遍的なものであるという意味である。
  5. 基本的人権には、「公共の福祉に反しない限り」という制約があり、制約の程度は、それぞれの自由及び権利の性格によって異なる。
解答

⑤が正解です。
設問のとおり、基本的人権には原則として「公共の福祉に反しない限り」という制約があり、その程度は、それぞれの自由及び権利の性格によって異なります。

第3問

  1. 基本的人権は、憲法第11条により保障を一般的に宣言するとともに、「固有普遍性」「永久不可侵性」という性格を明らかにしている。
  2. 「固有普遍性」とは、基本的人権は、現在及び将来の国民も等しく享有するのもであり、将来永久に侵されることがないという意味である。
  3. 「永久不可侵性」とは、基本的人権は、人間として天賦生来の権利であり、誰でも等しく享有する普遍的なものであるという意味である。
  4. 基本的人権とは、法律の下で認められるものであり、国家が与えることにより初めて成り立つものである。
  5. 基本的人権とは、人間が生まれながらに享有する権利であり、人間として生きていくうえで限定的な例外を除いて認められる権利のことである。
解答

①が正解です。
設問のとおり、基本的人権は、「固有普遍性」「永久不可侵性」という性格を明らかにしています。

次の問題へ
関係法令について ④

前の問題へ
関係法令について ②

【警備員検定2級】基本業務問題へ戻る