次の問題に、〇か✕で答えなさい。
第1問
「緊急避難」とは、正当防衛と同じように、危機にひんする権利を救うための行為である。
解答
〇が正解です。
他人の違法でない行為や、現在の危難が生じ、それを避ける為の行為が第三者の権利を侵害したときが対象となります。
第2問
他に避難の方法があるにも関わらず第三者の権利を侵害した場合、「過剰避難」として、過剰防衛と同様の扱いを受ける。
解答
〇が正解です。
他に方法がある場合は、その方法をとる必要があります。
これを「緊急避難の補充性」といいます。
第3問
避難行為から生じた害が避けようとした害の程度を超えないことは判断が難しいので、緊急避難においては害の程度を考慮する必要はない。
解答
✕が正解です。
避難行為において、避けようとした害を超えることがあってはいけません。
これを「法益の権衡」といい、この程度を超えた場合は過剰避難となります。
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関係法令について ⑨