次の問題に、〇か✕で答えなさい。
第1問
刑事訴訟法212条2項の定める一定の状況下で罪を行い終わって間がないと明らかに認められる者を準現行犯人といい、現行犯人とみなされる。
解答
〇が正解です。
刑事訴訟法212条2項とは下記の4つです。
一、犯人として追呼されているとき。
二、贓物又は明らかに犯罪の用に供したと思われる兇器その他の物を所持しているとき。
三、身体又は被服に犯罪の顕著な証跡があるとき。
四、誰何されて逃走しようとするとき。
この4つのいずれかに該当し、罪を行い終わってから間がないと明らかに認められるとき、現行犯人とみなすと定められています。
第2問
犯行の瞬間や直後の状況は目撃していないが、犯行から間がないと明らかに認められる場合には準現行犯逮捕が可能である。
解答
〇が正解です。
設問のとおり、罪を行い終わってから間がないと明らかに認められる場合、準現行犯逮捕が可能です。
第3問
準現行犯逮捕の場合、現行犯逮捕と異なり、逮捕者が直接犯行を現認する必要はない。
解答
〇が正解です。
現認する必要はありませんが、犯罪と犯人の明白性の判断が弛緩しないように、逮捕者が、刑事訴訟法第212条2項各号事由のいずれかに該当することを直接認識する必要があります。
刑事訴訟法第212条2項各号事由とは第1問の4項目です。
次の問題へ
関係法令について ⑥
前の問題へ
関係法令について ④